古本道場
古本にこもる浪漫が伝わる一冊。
作家の角田光代が、古本道の師匠として岡崎武志を迎えて、
師匠がくりだす、6つの指令。各地の古本市場を紹介しながら、新直木賞作家は無事、古本道をきわめられるのか。
2021年09月05日 19:34
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今回取材を進めていくなかで、古書店のご主人をはじめ、協力してくださった方々が ずいぶんと楽しそうに本について話をする場面に出会い、 「本」というものは思った以上にまだ力をもっているのではないかと改めて思います。
古書店紹介以外にも、岡崎武志さんや南陀楼さんのコラム、本の世界に関わる20人の方に聞いた、自分にとって本が読める場所や、 そこで読みたい一冊についてのインタビューもあります。 どの方も独自の視点で本への思いを語ってくださり、いろいろな方の愛情によって 一冊が出来上がりました。 文字が多いので、気が向いた時に眺めたり、また寝かせたりして、
時間をかけて読み手の方に関わっていただければ幸いです。 そしてこの場所は自分に近いかも、と思う古書店があったら実際に足を運んでみると、 きっと面白い拾い物が見つかるかと思います。
■古本屋散策を紹介
本にはそれぞれ少なからず、時代を映す面がある。販売のみならず買取も流行が存在する。
人と本と古書店を繋ぐ 蒐集した厖大な古書を読み込み、隣接する項目を縦横に交錯させ、近代出版史と近代文学史の広大な裾野を展望する。『日本古書通信』に17年間にわたり連載した200編を集成! 戦前・戦中・戦後の知を横断する!